丸い氷四度目。水を入れすぎて容器を押し上げてしまった。それと関連して大きなヒビが入った。今回は熱いままのお湯を入れてタオルでくるんで凍らせたのだが、白濁部の形成に異方性が見られる。基本的には冷蔵庫の容器と接触している底部が凍りやすいと思われるので、上部に白濁があるのは単純に温度分布があるという事だろう。とするならば、白濁が全体結晶化前の液体部分によるものとする仮説が支持されるわけだ。この考えを推し進めると、ある一点のみでコンタクトするような冷却をすれば最終的には気泡は一部に集中することになる。今使っている無印良品の容器は最上部に穴が開いており、ここから気泡を逃がすことが出来れば透明な氷を作れるかも知れない。これを満たす境界条件を作るのは少々手間がかかるが、底面以外を覆う発泡スチロールを用意すればいいだろう。