今度はタオルでぐるぐる巻きにして凍らせてみた。外側の透明の層が厚くなった。これは予想通り。ひげ状の欠陥は密度が下がり、長くなったようだ。しかし成長方向が球の動径方向に沿っているので体積膨張と密度勾配によるものと見て良いだろう。中心部の白濁ができるのはなぜだろうか。外側が凍って中に液体が残された時、液体の密度は下がる。圧力が下がって空気の溶解度が小さくなると、気泡が現れるがこれは外に逃げ出せない。それ故気泡を含んだまま凍って白く濁る、というのが定性的には納得できる説明だ。しかし周囲から結晶成長が起きるとき、圧力変化も当然連続的なはずである。しかし白濁部と透明部は境界が定義できる様子である。この部分で急激に凍結が進めばよいが、それを許容するシナリオは何だろうか。